Russian Riverでハイキング ~アラスカアドベンチャー2日目 [ アラスカ]
フェリーに乗って対岸へ行くと川沿いにはトレイルがある。
ところどころに階段があって、川まで降りられるようになっている。
釣り人たちはそこから川に入ってフライフィッシングをするというわけだ。
そんな釣り人たちを横目に僕は川沿いを上流へ向かって歩いていく。
川の中洲に釣ったサケをさばくところがあって、そこで内蔵を取ったり
フィレにしたりする。取りのぞいた内臓や骨などは川の中ほどの流れの
強いところに捨てることになっている。
そうやって川に運んでもらうことで熊が匂いにつられてやってくるという
ことが少なくなるからだ。
こんな警告板も掲げられている。
ここは熊の生息地で、人がそこに踏み込んでいるわけで、熊もサケを
取りに来るし、そこに人が釣ったサケが転がってたりしたら、当然熊は
そっちを取りに行くわけで、そういうことに熊が慣れてしまうと、人がいる
ところに行けばサケが手に入ると思ってしまう。そうすると野生の熊にも
良くないし、人間にとっても危険になる。
アラスカのレジャーは危険と隣り合わせの一面もあるんだな。
実際、こんな場面を見かけた。
カモメが捨てられたサケの死骸をつついていたり。
若いハクトウワシ(Bald Eagle)が切り身を取って行ったり。
熊は出てこなかった。。。
どこかで熊に遭遇するという淡い期待を抱いてたんだけどね。w
とはいってもいきなり熊に遭遇してしまうのは危険を伴うので
ベアースプレーというクマよけ撃退スプレーも携帯している。
これもディアンが貸してくれたものだ。 トレイルは少しすると道らしい道がハッキリとはなくて、なんとなくの
獣道を歩いて行く事になる。
倒木を踏み越え、時には草をかき分けて進んでいく。
途中、熊の糞も何度も見かけた。
もしかしたら近くに熊がいるかも!?とちょっとドキドキ。
ムースの糞もけっこうあったね。
たまに可愛らしい花を見かけたりしながら、ズンズンと進んでいく。
でも、そのうちもはや道がないっていう所まで来てしまう。
うーん、2、3マイル行くと滝があるらしいんだけど、そこへはキャンプ場側
からのトレイルにそって行かないと辿り着けそうにないな。。。
ということで、1時間ほど歩いたところで引き返すことにした。
すると、対岸の木の上にハクトウワシ(Bald Eagle)の若鳥を発見!!
ハクトウワシといえば白い頭に黄色いくちばし、体は黒い。
5歳で成鳥になるらしいが、2-3歳ぐらいまでは写真のように
茶色っぽい体をしている。
若鳥とはいえ、顔はやっぱりワシの鋭い顔つきをしている。
おっと目があった!?笑
鷲の写真を撮ること約30分。
最後は木から飛び立っていった。
上流の方では釣り人も時々しかいない。
だいぶ下流まで戻ってきた頃に、二人のパークレンジャーに出会った。
なんでも30分ほど前にこの辺りでブラウンベア(ヒグマ)が出没したらしく
注意するように、と。特に僕は一人で歩いているので、もう少し物音を
立てながら歩いたほうがいいよとアドバイスされた。
もしもさっきハクトウワシを見かけて写真を撮っていなかったら、ここで
熊に遭遇していたかもしれない!?うーん、残念、と思うべきか、
それとも遭遇しなくてラッキーだったと喜ぶべきか。
ちょっと複雑。笑
中洲地点に戻った頃、おそらく先ほど見たハクトウワシの若鳥がサケの
身を奪って?それとも捨ててあったものを咥えて?いる現場に遭遇。
実を咥えて逃げようとするが。。。
あっ、落としちゃった。
するとカモメたちもその身を狙ってやってくる。
しかし、ワシはやっぱり強いのか、かなり遠巻き。
結局、ワシが一人で持って逃げていってしまった。
ワシの他にもこんなかわいいやつにも遭遇した。
リスが松ぼっくり(?)を食べてる。
かなり早業で食べるシーンはなかなかオモシロイ。
と、まぁ、こんなかんじでRussian Riverのハイキングは終了。
ちょっと歩きにくくてハイキングとしてはいまいち楽しめなかったな。
熊にも逢えなかったし。
でも、ワシやリスに会えただけでもヨシとしておくか。
ハイキングログ
移動時間: 02:53:12
歩行距離: 2.2 mi
<< 続く >>
2012-07-19 20:15
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