いざ出発！！したけれど。。。

さぁ、調査に出発だ！



さらばHomer。
次に戻って来るのは調査が終わる10日後ぐらいか。

 

出航後間もなく、船が沈没した場合の対処法の説明を受ける。緊急時のサイレンとか救命ボートの扱い方とか。



ガンビースーツと呼ばれるサバイバルスーツ(immersion suits)を着る練習をしてみたり。アラスカなどの寒冷地では避難時に保温効果のあるガンビースーツは必要不可欠。

さて、調査海域のニキスキー(Nikiski)までは12時間ほどかかる。しかも天気は下り気味で、海も荒れて来た。どうやら嵐が来てるって！？

 

 

船のバックデッキに位置するラボのコンピュータ類が船の揺れで動かないようにバンジーコードなどでしっかり固定して、しばらく休もうと部屋へと引っ込んだ。

しかし。。。海はどんどん荒くなり、船はグラングラン揺れる。時折り波の山を乗り越えるときに船底を激しく打ちつけられることも。

ベッドに半身起こしたり、横になったり、色々試したけどどうも落ち着かない。そして、いよいよ腹の中がグルングルンして来た。

こいつはやばい、と近くにあったビニール袋を手に取り、そこからはもう地獄のような苦しみが。。。超シーシックでゲロゲロ。囧rz

ランチに食べたスープもサンドイッチもすべて戻し、胃の中が空っぽになったのに嗚咽は続く。横隔膜が痙攣するごとに腹の中が痛む。出すモノがないのに吐くのってなんでこんなに苦しいんだ。もう勘弁してくれ～と心の中で叫びながら、ただただ吐き気が収まるのを待った。

どの位たったのか。ようやく吐き気が止み、船の揺れもいくらか収まったような気がした。さらに胃の中が落ち着くまで待つ。ようやく動けるようになってトイレへ。吐物をトイレに流し、手や顔を洗う。ようやくスッキリした。
今更だけど、これからまた揺れがひどくなることも懸念してドラマミン(酔い止め薬)を飲む。ま、あんなに揺れたら薬も意味ないんじゃないかって気がするけど。そして眠りについた。。。

何時間かたって目が覚めるといつの間にか波が収まり、船が悠々と進んでいた。ラボに様子を見に行くと、パーティチーフのウェインがいたので状況を聞いてみると、あまりに海が荒れてたので、これ以上進むのは無理と判断し、引き返してHomerの近くで退避しているんだそうだ。

ということは、最初から無理して行かなきゃ良かったじゃないかっ！！そしたらあんなに苦しい思いして吐くこともなかったのに。。。。・゜・(ノД`)・゜・。

あ～、出航早々かなりのダメージだ。。。

 

コメント 6

かつて、帝國海軍の方に「船酔いされた方はいましたか」と質問しましたら「馬鹿モン！」と一喝された記憶があります。海軍軍人でも船酔いされる方はいますよね。
by NAVYBLUE (2012-09-22 10:28) 

朝から秋晴れの天気で
畑の草取り作業開始です。

まだ、アラスカ、出張中ですネ！
頑張って下さい下さい(^O^)／

edita終了した、後は「あし＠」に
おりますので、宜しくお願いします！

いつもの訪問♪”☆d(*^^)4p 。
by よしけい (2012-10-01 11:31) 

おひさしぶりです＾＾
こちらは合間の美味しい食べ物のリポートが楽しみですが、
アラスカの出張、大変なんですね！
昔よく釣りをしていたので、船酔いしながら釣っていたことを思い出しました。
そんなレベルではなさそうですが、
気をつけて、頑張ってくださいね＼(^o^)／
by ほなっち (2012-10-06 00:47) 

ご無沙汰しております。
お船で大変な思いをされたのですね。
お疲れ様でした。
by mamisuke (2012-10-07 20:43) 

こんにちは～～。
お仕事お忙しそうですね。
無事に終えて帰ってこられるのをお待ちしています。
エディタが終わっちゃうので私のブログとリンクさせていただきました～～。
これからも楽しい記事を待ってます♪
by chiemom (2012-10-20 10:06) 

うわあっ(;´д｀)大変な…。
苦しかったですネ。
by つなみ (2012-11-02 15:34)