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Post-Surveyステージ突入! [  BOEプロジェクト]


10/31で調査期間が終了し(鯨のマイグレーションの時期だから?)、昨日からデータ処理の仕上げ・レポート作成作業に突入。

今回の僕の目玉作業とも言えるタスクは、マルチビームソナーのバックスキャッター(後方散乱強度)データを元に、サイドスキャンソナーで作成した高解像度の地形図の位置補正を行うこと。

船に固定されたマルチビームは、ディファレンシャルGPSによる正確な位置情報と、モーションセンサーやジャイロによる動揺・方位の補正がかなり正確に行えるため、より正確な地形図を描くことが出来る。このタイプのソナーは測深調査に向いていて海図・ナビゲーションマップの作成に用いられる。

一方、船からケーブルで引っ張る曳航体を使ったサイドスキャンソナーは、ソナーを海底に近づけることができるため、高解像度の海底音響画像を取得することが出来るというメリットがあるけれど、正確な位置の特定が非常に難しい。

今回はせいぜい水深40mぐらいまでの浅海域なので、ケーブルは50mぐらいで、なおかつ音波を使って曳航体の位置を特定するUSBLを用いているため、なかなかの精度でトラッキングが出来る。

それでもやはり誤差はあるので、(1) オーバーラップするサイドスキャンデータの測線同士で共通な特徴(たとえば特徴的な地形とか沈船とか)をマッチングさせることによって、相対的な位置の補正を行い、(2) より正確な位置が特定できるマルチビームソナーのデータにサイドスキャンデータをマッチさせ、絶対的な位置の補正をしていく。

こうすることによって、高解像度、かつ位置も正確な地形図が描けるというわけ。理論的には簡単だけど、作業はちまちましていて大変なのよ、これが。しかも『完璧』というのはほぼ有り得ないから、どこまで正確さを追及するかもまた難しい。

そして今回のプロジェクトではスピードも重要。データを解析をしてレポートを作成する人たちは僕が作る地形図を待っている。なので急がなきゃいけないけど、でも不正確なデータを渡せば、その後のプランニングに影響が出てしまう。ここからがまさに職人の腕の見せ所なのだ。がんばるでー。



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