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The Dinner Game (奇人たちの晩餐会) [  北極海調査]

一昨日の夜、みんなで「The Dinner Game (原題:Diner de cons, Le、邦題:奇人たちの晩餐会)」というフランス映画を見た。前にバートランから面白いよってコピーしてもらったモノだったんだけど、ずっと見てなかった。今回いい機会だと思って持ってきておいたのだ。

ストーリー:
出版社を経営する主人公が友人たちと毎週開いているディナーパーティーは、メンバー各自が間抜けな人を招待し、彼らの馬鹿さ加減を競って楽しむという悪趣味なものだった。主人公は電車で出会った間抜けな男をうまく言いくるめてパーティーに招待することにしたのだが、当日にぎっくり腰になってしまい、パーティーをキャンセルせざるを得なくなった。しかし、すでにその間抜け男は自宅に来ていて、しかもタイミングの悪いことに主人公の妻が家出して、もう帰らないと留守電にメッセージが入るところを聞かれてしまう。妻の居所を探すのを手伝うと言い出した間抜け男だが、これがまたホントに間抜けで、彼のやることなすことすべて裏目に出てしまうのだった。。。

元々舞台用に作られた話らしく、シーンはほとんどが主人公の部屋だけ。でもとにかく対話が面白い。間抜け男の馬鹿さ加減といったらもうたまらない。とにかく笑いが止まらない映画だ。ところが、あと2、3分で映画終了というところでDVDに傷がついていたのか止まってしまった。。。orz  最後はバートランが結末を話してくれたけど、またちゃんと見たいね。この映画はかなりオススメ!

またも事件発生&エクササイズ開始&今日の船ご飯 7/30/08 [  北極海調査]

昨夜、クルーの一人が僕のノートPCにコーヒーをこぼす事件が発生。幸い目の前での出来事だったので、すぐにバッテリーを外し、PCを裏返して内部への侵入を最小限に防ぐことができた。しばらく乾かして、起動チェックしたら無事に動いたのでセーフ。時々キーボードが誤作動することがあるけれど。。。まぁ、会社のPCだし、それぐらいいいや。笑

ただ、そのクルー、ちょっと間抜けな感じで、僕のPCにコーヒーをこぼしたすぐ後に、自分たちの仕事用のPCの上にコーヒーカップを置いて、またこぼしたらしい。しかも、今度は完全に動かなくなったみたい。。。データはバックアップされていたようなので、仕事への被害はないみたいで良かったけど。気をつけて欲しいものだね。
 
今日のシフトはスタンバイでやることナシ。あー、でも、調査に先駆けて受けなければならない安全対策&アラスカ先住民の文化についてのコースのビデオを見た。これがまたつまらなくて、すぐに居眠りしてしまい、何度巻き戻したことか。。。(^-^;;;
先住民の文化や歴史に関してのトピック自体は面白いんだけど、プレゼンターの話し方とスピードが眠気を誘うのだ。ま、なんとかクリアしたけどね。

そして、バートランが暇で暇で気が狂いそーだと言うので、今日からワークアウトを開始した。ご飯もおいしくてついつい食べちゃうから、ちゃんとカロリー消費しないといけないしね。船にはローイングマシーン(ボート漕ぎ)とバイクマシーンがある。まだちょっと腰痛が残っているので、とりあえずバイクから始めることに。今日は最初ということで20分間だけ。距離にして8kmちょい。途中2回ほど抵抗をかなりきつくしたので、汗だくになった。カロリー消費してるって感じ?でも明日(あさって?)はきっと内腿がかなり筋肉痛かも。
 
今日の船ご飯
朝食・・・なし

ランチ

ビーフストロガノフ with フェトチーネ
フライドポテト
スキャロップポテト
コーン
ビーツ
ディナー

ローストチキン
ジンジャービーフ
ローストペッパー
ビーツ
コーン
ピラフ
サラダ
ジンジャービーフがおいしかった~。基本的にウェスタン料理ばかりだから、やっぱりアジアっぽい料理が出ると嬉しいね。ぜひとも白いご飯と一緒に食べたかった。。。

またもや回収作業。。。 [  北極海調査]

昨日のトラブルから一転、調査は好調に進んでいた。バートランたちのシフト中も問題なく、また僕らの番になっても順調だった。。。んだけど、今度は天候が崩れてきた。嵐が近づいてきているのだ。あと測線一本で終了というところで、風も波も荒くなってきた。このまま終えられますように、と願ったけれど、あと1時間ぐらいってところで調査打ち切りの指令が下った。くぅ~、残念!しかも、切り上げと言うことは、またまた僕らがストリーマーにソナーなど全部引き上げなきゃいけないじゃないかぁ!!!!またもや肉体労働。。。orz  まぁ、ご飯がおいしくてたくさん食べちゃうから、少しぐらい体を動かしたほうがいいんだけどね。笑
 
そんなわけで、小雨が降り始め、波も少々荒くなってきた中の調査機器の引上げ作業が始まった。まずは地震波探査のエアガンから。これはパブロたち専門家に任せて、僕らはストリーマーの引き上げ。このストリーマー、どうやら500mちょっとあるらしい。それでもまだ短いほうらしいけどね。で、サイドスキャンソナーとマルチビームソナーも引き上げて、完了と。調査再開するときは逆のシフト中に投入も引き上げもやってもらいたいものだ。笑
 
現在調査している海域は油田採掘の候補地のひとつで、水深約40mぐらいの浅い海域。地震波探査による海底地層調査と、僕らが担当するマルチビームとサイドスキャンソナーによる海底調査を行っている。このプロジェクトはGeo Hazard Surveyといって、地質危険度調査とでも訳すのかな。。。ようするに油田採掘するにあたって、採掘船とかの大きな船が入ってくるのに問題がないか(海底に大きな障害物や地形の変化がないか)、採掘するのに問題となる地層が含まれていないかなどを調査しているのだ。数億円規模の調査らしい。それが毎年続いているからすごいものだ。今年で3年契約の最後だけど、大きな問題がない限り、今後もしばらくは続くようだ。うちの会社はこの調査を担当するアラスカの会社(うちのクライアント)から雇われているだけだからそこまでの利益はないけれど、それでもそれなりの利益は得ているはず。少なくとも個人的には調査に行ってるときは手当てなど含めて給料がけっこう増えるので有難いんだよね。やはり調査をするとかなり儲かるみたいだねー。うちも調査部門を正式に作って、コンスタントに調査するようになれば、もっと利益が上がりそうだけど、ハワイに会社があるのは地理的に不利かな。。。地元でもっと調査できればいいけど、あまり需要がないんだよねぇ。メキシコ湾とかアラスカなど石油関連施設の多い場所は調査の需要がかなり高いみたいなんだけど。

どうやら嵐の影響で週末まで波が収まらないらしい。というわけで、しばし休養の日々になりそうかなぁ。

今日の船ご飯 7/29/08 [  北極海調査]

朝食・・・ソーセージ、ローストポテト、フルーツヨーグルト、ドーナッツ
 
ランチ・・・スパゲッティーミートソース、野菜のポタージュ
 
ディナー

ローストサーロインステーキ
イカリング
ニンジン
ブロッコリ


ルバーブ(Rhubarb)とイチゴのパイ

 今まで船で食べたパスタって完全に茹でたものを取り分けていたので、アルデンテとはほど遠いフニャフニャのパスタだったけど、Hughuesは二度茹でしてくれて、しっかりしたパスタを食べさせてくれる。ソースもおいしかった。
 
ルバーブ(リュバーブ)というのはタデ科の多年草で、フキとかセロリのような繊維質の多い野菜なんだけど、これがけっこう甘酸っぱい味を出すため、パイとかジャムなどによく使われるらしい。繊維感のあるルバーブをパイに入れると普通のフルーツとは違った食感が楽しめる。なかなかおいしかった。

深夜のスナック・・・スパゲティミートソースの残り

今日の船ご飯 7/28/08 [  北極海調査]

今日のご飯。

朝食 ホームメイドドーナッツ2個とスニッカーズ

ランチ

トマトスープ
フライドチキン
チキンウィング
オニオンリング
ローストポテト
カリフラワー
レタスとトマトのサラダ


ディナー・・・抜き

深夜のスナック・・・ドーナッツ
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調査開始にして早くもトラブル! [  北極海調査]

昨夜からいよいよ調査が始まった。しかも僕らのシフトが始まって間もなく最初の測量線が終わって、次のラインに移動しているときに、地震波探査用のストリーマーと呼ばれるハイドロフォン(地震波の音響エコーを測定する水中マイク)が機能しなくなるトラブル発生。どこが悪いのかを調べるためにストリーマーを一旦デッキに引き上げる必要があるんだけど、このストリーマーが長いんだよね。数百メートルはある。ウィンチがあるけど、デッキを引きずって傷つけないよう、結局人力で水から引き上げなければならないわけ。これを6人がかりでやるんだけど、まさに綱引き状態。しかも30分ぐらいは続く長丁場。北極海なのに汗かきまくり。

夜中の2時ごろ(といっても太陽は沈まず明るいんだけど)作業を開始して、いろいろと検査、部品交換などを行い、また調査できる状態になったのが朝10時近く。orz マジ疲れた。調査開始早々からまったくやられたよ。。。



デッキでストリーマーの修理してるところ



昨日の夕日。太陽が半分霧に隠れてた。

今日の船ご飯 7/27/08 [  北極海調査]

朝食
   抜き
 
ランチ

ベビーバックリブ
フライドポテト
ポークフライドライス
CHANAマサラ
ベルペッパー
ビーフBurleyスープ
レタスのサラダ
 
デザート

アップルコブラー

チャーハンうまっ!おいしいご飯料理を食べたのがすごく久しぶりな気がする~。CHANA(ガルバンゾ豆)のマサラカレーもうまいね~。もっと辛くてもいいけど。ぜひとも白いご飯にかけて食べたい。もちろんリブもBurley(豆)のスープもおいしい。アップルコブラーも甘いけどおいしい。要するに全部うまいってこと。笑
 
ディナーはお昼食べ過ぎたので抜き。ダック(鴨)がメインだったみたいだけど、腿肉がすごくおいしかったらしい。深夜のスナックに残ってたら食べようっと。

と思っていたけど、夜中にはもうダックはなかったので、チャーハンとChanaマサラをスナックにちょっと食べた。
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昨日の船ご飯 7/26/08 [  北極海調査]

今日から日々の船上での食事のログをつけてみようと思う。まずは昨日のごはんから。

朝食
   ベーコン、ソーセージ、目玉焼き、ポテト
 
ランチ

ポークチョップ
オーブングリルチキン
カレー風味焼きそば
ベルペッパー
ビーツ

チキンがめちゃうまだったね~。焼きそばは塩を加えるとおいしい。
 ディナー

ビーフテンダーロイン
エビフライ
ベイクドポテト
ベルペッパー
ビーツ
ニンジン
サーモンとレタスのサラダ
デザート

ラズベリーパイ

ビーフは柔らかくておいしい。ラズベリーパイも甘すぎずおいしかった~。1切れの半分だけ食べたけど、これなら1切れ余裕で食べられちゃうな。
 
深夜のスナック
   カレー焼きそばの残り。

出港はしたものの [  北極海調査]

昨日、乗船して港を出たものの、調査海域の天候が悪いらしくしばしPole島という細長い島の裏(Google Map)で碇を下ろして天候の回復を待つことになった。初シフトは夜中の12時から開始。やることなくて暇だったんだけど、Tyが今までに収録したデータのQCをしていたので、その手伝いでExcelワーク。まぁ、時間つぶせてよかったかな。最後のほうは部屋戻って寝たけど。笑



サンセットと月が同じフレームに収まるぐらいの位置にあった(魚眼レンズ使ってるけど)。月は右側にかろうじて見えてる。拡大したら分かるかな。。。月と太陽、普通なら間逆に見えると思うんだけどね。さすがは北極海。

サンセットの拡大写真。

月の拡大写真。

ウェストドックから見た北極海。

ウェストドックの風景。
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Henry C乗船 [  北極海調査]

デッドホース3日目。。。になるはずだったのに、今、船からこの日記を書いてる。
昨夜の話では土曜の夜に乗船するということだった。ところが、今朝8時ごろドアをノックする音が。
ハウスキーピングかと思ってたら、クルーのJasonで、「信じられないかもしれないけど、船が2時間で港に着く」って。。。え~!?ま、急に予定が変わってもいまさら別に驚かないけどさ。
 
というわけで、急いで身支度をしてホテルをチェックアウト。45マイル離れたウェストドックというBP(ブリティッシュ・ペトロリウム)の油田施設内のドックから乗船することになったわけ。セキュリティーチェックを通過し、施設に入ると、パイプラインが張り巡らされていて、ところどころに採掘設備やら何やらといろいろな建物があった。きちんとした説明付きだったらすごく面白そうだ。そうそう、途中、一頭のカリブー(トナカイの仲間)に遭遇した。夏には何百、何千という群れが南のブルックス山脈からここら辺の地域に移動してくるらしいけど、今日はその一頭だけだった。
 
ドックに着くと、僕らが乗る船、Henry Christophersenが待っていた。今年で3年目の乗船なので、なんだか懐かしい感じだ。外は霧が出ていて風も強く、さすがに寒い。気温自体の寒さよりも、風による刺すような冷たさが染みる。しばらく外にいると、耳が千切れそうに痛い。。。
 
乗船すると、まずは今日から一ヶ月過ごす部屋へ案内された。去年までは船に備え付けられたコンテナー部屋(タンカーに積むコンテナーの中に2人部屋が3つとシャワー・トイレがある。)じゃなくて、船のキャビンの3人部屋を使うことになった。同僚のBertrandとGeoの社員のTy(タイ)とシェア。最初は慣れてるコンテナー部屋のほうがイイなぁって思ったけど、3人部屋も悪くなさそうだ。誰がどのベッドに寝るかをくじ引きで決め、2番手の僕は2段ベッドの下段になった。ベッドに座ってパソコンができるギリギリのスペースといったところだ。
 
荷物の整理が終わると、クルーのGriffが船のオリエンテーションをしてくれた。今年のシフトは12時間交代で、僕は夜中の12時から昼の12時までで、地震波探査担当のTyとナビゲーション担当のJeffと一緒。Jeffとは去年も一緒だった。Bertrandは反対のシフトで、元僕らの同僚で今はGeoで働いてるJediahと一緒。ソナーの設置場所など去年からさらに改良されたりした部分はあるものの、僕らが主に働くGeophisycal Shackは基本的に去年と一緒かな。
 
そうそう、一番気になっていた(!?)コックさんだけど、今年はけっこう若い感じのHue(ケベック州出身のフランス系カナダ人で、かなりいい感じだ!去年までのミシェルも良かったけど、それを遥かに凌ぐ腕前だ。。。(って、まだ一日目だけど。笑)これはやっぱり船でダイエットは無理かなー。笑





写真は去年撮ったもの。

デッドホース散策 [  北極海調査]

デッドホース2日目。今日もやることない。というわけで、のんびり12時まで寝てた。バートランに「ランチだよ。」と声をかけて起こしてあげる。ほっといたらディナーの時間まで寝てそうな勢いだった。笑

昨日は小雨が降ったり、曇っていたりという夏のアラスカ北部にありがちな天気だったけど、今日はうって変わって快晴だ。おぉ~、これは散歩に行くしかないでしょー、とランチの後にバートランと出掛けた。

といっても、ホントに何もない。何の草だか分からないけど、草原(というほど爽やかな感じではないんだけど)がずっと続く。そしてGoogle Mapの航空写真で見られるように、いたるところに池だか湖だかがたくさんある。おそらく永久凍土が溶けて溜まったものなんだろう。

そして、舗装されていない道がずーっと北極海まで続いているんだけど、油田採掘施設を通るため、一般車両は入れないらしい。

遠くに見える石油採掘施設。塔のような物は穴を掘るドリルかな?ここら辺一帯がすべて油田ってことなのか。。。

池にはたくさんの鳥たちがいた。なんていう鳥だろう?

ホテル周辺には建設用のブルドーザーとかショベルカーがたくさんあるんだけど、その中に冬用のスノーモビール?もあった。

そして今日も卓球大会。またもや2敗。。。バートランとはかなりの接戦だったんだけどな。セットカウント1-2で惜敗。スコアも第3セットは20-21とギリギリのところで負けた。。。しかし、久々に運動したからか、お尻が筋肉痛になってるよ。。。

ところで、皆さんお気づきだとは思うけれど、ページのデザインをカスタマイズしてみた。mamisukeさんおやんじさんのページでトップの画像がオリジナルになっているのを見て、でぶろぐさんのページで設定の仕方を学んだ。それに加えて、自分でもさらに改良を加えてみた。元のページの画像が見えるときもあるけど、なかなかいいんでないか?


プルドーベイ/デッドホースに足止め [  北極海調査]

アンカレッジ空港で夜を明かした後、朝6時発のプルドーベイ(Prudhoe Bay)/デッドホース(Deadhorse)行きのアラスカ航空便に乗った。飛行機は2時間半ほどでフェアバンクス経由でデッドホースへ。空港で調査会社のメンバー数人と合流し、とりあえず空港向かいのプルドーベイホテルへ向かった。

向こうに見えるのが空港の建物。プレハブの建物が数件あるだけ。セキュリティーも何もない。滑走路も舗装されてないし。一応国営の空港だとか。

ここでまたもや予定と食い違う事実が発覚。散々急いでホノルルを出発するよう急かされたにもかかわらず、船は今日ドックにやって来ないと。。。調査に先立ってサウンドソーステストを行っていたら、あまりにも海況が良かったので、テストの後、そのまま地震波構造探査(Seismic Profiling)を開始したんだとか。で、ドック入りするのが早くて明日の午後、もしくはあさってということになるらしい。。。

はぁ??????

だったら、急いで何にもないデッドホースまで来る必要なかったじゃねーかぁっ!!そしたらアンカレッジでバートランが必要な防寒ギアをいろいろ買えたのに。ホントにこの会社にはしてやられるよ、まったく。。。

というわけで、何もすることなく船が来るのを待つことに。。。唯一の救いはホテルにWi-Fiがあるので(有料だけど!)、こうしてネットができること。それだけでずいぶん違うからね。ちなみに料金はやっぱり1時間$5、1日$10、1週間$20。金曜に船が来ることを想定して1週間のプランにしといた。

プルドーベイ/デッドホースは、油田のために存在する町で、国勢調査によると住民はなんとたったの3人だけだとか!?ただ、油田労働者が常に5,000人ぐらいいるらしいけど。左の写真やGoogle Mapの航空写真を見てみると分かるけど、デッドホースの町はもはや町とは呼べないようなものだ。空港とプレハブ建てのホテルが数件、お店がちょこっとあるだけ。レストランも何もない。ホテルの中に食堂があるだけ。ちなみにプルドーベイ油田は北米最大規模の油田で、ここから有名なアラスカ石油パイプラインが800マイル(約1,300km)離れたアラスカ南西部のバルディーズ港まで伸びている。

プルドーベイホテルは空港の目の前にあるプレハブ立てのホテル。ラグジュアリーホテルとはかけ離れてるが、ここに来るほとんどの人が油田労働者だろうから、まぁ、これで十分なのかな。

ツインの部屋はベッドとクローゼット、ナイトテーブルがあるだけの飾り気の一切ないつくり。バス・トイレはシェア。食事は1日3食込みでビュッフェスタイル。レクリエーションエリアにはビリヤードテーブル、卓球台、ジム、テレビがある。小さいながらお土産屋にコーヒースタンド、旅行代理店(!?)まである。有料のWi-Fiもあるし、PCステーションもある。周りに何もないところだけにホテル内で一応ことが足りる感じなのかな。

フロント兼お土産屋。たいしたものは置いてないけど。。。

食堂。食事は一日3回、決められた時間にサーブされるけど、軽食やデザート、スナック、ドリンクは24時間いつでも手に入る。

レクリエーションルーム。やることがないので久々に卓球に燃えた。笑

明日も一日やることないのでのんびりするしかないな~。

アンカレッジ空港にて [  北極海調査]

只今、アンカレッジ国際空港のロビーでこの日記を書いてる。ハワイ時間22日午後1時半ごろ、ホノルルを出発し、シアトル経由でアンカレッジに着いたのが、アラスカ時間の23日午前2時半。ホテルを取ってもらっていたんだけど、次の飛行機が午前6時なんだよねー。ホテルに行っても寝れないし、空港でフリーのワイヤレスに繋げるので、このまま空港で過ごそうと同僚のバートランと話して決めた。スターバックスが開いてたので、サンドイッチを買って腹ごしらえ。やっぱ空港はインターネットフリーにすべきだよね。アメリカ国内の多くの空港が24時間$9.99とか1時間なら$6.99とかチャージするんだよな。ぼったくりもいいとこだ。

ちなみに今回利用したのはアラスカ航空。ホノルル~アンカレッジ直行便を出してる唯一の航空会社なんだけど、今回はギリギリの予約だったのでシアトル経由になってしまった。ここの飛行機ってテレビ付いてないんだよね。なので飛行機で映画が見れない!!ポータブルのテレビを有料貸し出ししてるけど$10だよ!!そりゃないぜ~。映画見るのが飛行機乗る楽しみの一つなのにぃ!!ちなみに音楽もなし。チッて感じ。

アラスカ航空はコンチネンタルやノースウェスト、デルタなどとマイレージ提携してるので、僕はコンチネンタルで貯めてる。今回ので40,000マイル突破かな。日本往復できるぜ~。

次は船からの日記になるかな。今年もちゃんと船でインターネット使えるといいけど。。。

明日出発!? [  北極海調査]

今朝、出社したら北極海調査のメールが。天候不良などでいつ出発できるか分からないと言われていたので、まぁ、早くて今週半ばかなぁなどとのんびり構えていた。48時間前に知らせてくれるっていうし。

そしたら、なんと

今晩、もしくは明日の午後出発してくれって!?

え~~!!!!!


そ。。。そんなの急すぎるじゃん。まだ全然用意してないし。しかも、一緒に調査に行くバートラン、今日本だしよぉ~。明日の朝戻ってくるから、急げばその日の午後のフライトには間に合うとは思うけど。。。そもそも最初の予定では23日の夜までにアンカレッジ入りして、25日から船に乗るって話だったじゃないか!!まったくこの会社、毎年段取り悪すぎ。

というわけで、明日からアラスカです。

シアトル5日目 トレーニング終了&ナイトライフ in Seattle [  北極海調査]

今日はSTCWトレーニング2日目。サバイバルスーツを着てのプール実習。2年前にやったトレーニングのほうが大変だったかな。最後に筆記のテストも受けたけど、採点ナシで認定証をくれた。前回のは2年間有効だったけど、今回のはUSコーストガード認定の資格で5年間有効らしい。STCWは国際基準なので多分日本でも調査船とかに乗れるんじゃないかな。

夜はバートランがせっかくのシアトルだから、何かハジケたことをしよう!と言い出して、一緒にトレーニングを受けたパブロ(ヒューストン出身の60近いおっちゃん)と3人でバーへ行った。フロントで薦められたBelltownの繁華街へ行ったけれど、平日の夜だからか人がぜんぜんいない。ようやくちょっと賑わってるランデブーというバーへ入ったら、ゲイバーだったし。。。小さなライブハウスが中にあってバンドの生演奏を聴いてみたけど、かなりぶっ飛んだ感じで、ある意味楽しかったね。

その後、ホテルに戻って、フロントマネージャーのフランス人に、ぜんぜん人がいなかったよ、と言うと、「じゃあ、俺がいいとこ連れてってやる!」と仕事中なのに言い出した。おいおいいいのかい?と思ったけど、マネージャーだし、いいのかな。笑で、ダウンタウンのパイオニアスクエアにあるCow Girlというバーへ向った。すると、バーの近くは黒人だらけ。99.9%は黒人だったね。ちなみにフロントマネージャーのフランス人も黒人。。。あはは。彼の超オススメでも、おいらたちにはちょっと向いてないんじゃ。。。?このまま入って大丈夫かね?と思っていたら、もう夜中の2時になろうとしていて、バーが閉まるところだった。あの中に入っていかなくてよくなってちょっとほっとした。笑


シアトル4日目 STCW Basic Safety Training 一日目 [  北極海調査]

シアトル4日目にしてようやくお仕事。今回の出張便乗旅行、仕事は2日だけで6日半旅行。こんなんでいいのか!?と思ったりもするけど、利用できるモノは利用しておかないとね。笑

今回のトレーニングはStandards of Training, Certification and Watchkeeping (STCW)という国際基準に基づいたPersonal Survival Techniquesトレーニング。火事や嵐、衝突、座礁などなど様々な理由で船から非難しなければならないことがあるけれど、陸とは違って海の場合、ただ外(=海)に逃げればいいというわけではない。特に北極海という極端な環境では、きちんとした装備をしていなければ数分で凍死してしまう。そんなことにならないように、きちんとした安全スキルを学びましょうというわけ。

レクチャーの中で実際の沈没事故のビデオを見たけれど、船って沈むときはあっという間なんだよね。僕が行くボフォート海は夏の間はかなり穏やかなコンディションだけど、船が沈むには、エンジントラブル、火事、衝突などなど、ホントになんでもないようことからでも起こりうる。なので、他人事ではなく、安全スキルをきちんと学んでおくこと、ドリル(避難訓練)をきちんとやっておくことはとても大切なことだ。のほほんと北極海を楽しんでばかりもいられないのだよね。笑

シアトルへ行ってきます♪ [  北極海調査]

今日、今年の夏のアラスカボフォート海調査への参加が確定!!7月の第3週から1ヶ月ほどの調査となる模様。クライアントの意向しだいで延長もありうるとか。ボフォート海は、ようするに北極海なので夏の間の約3ヶ月だけ氷が解けて船での調査が可能となる。それでも2年前のように流氷が多すぎて調査がなかなか出来なかったり、逆に去年は流氷が全然なかったのに、調査の許可がなかなかおりずに調査が出来なかったり。今年はどうなるかな~。

で、調査に先立って、安全トレーニングを受けなければならない。石油業界は安全面に関してものすごくシビアなのだ。しかも、北極海という特殊な場所なので、普通の海とは違って気をつけなければいけないことがたくさんある。きちんとした装備なしに北極海で海に落ちたら、凍死する可能性が非常に高かったり、とか。なので右の写真のようなサバイバルスーツなるものを着てのトレーニングもする。まぁ、マグロ漁船やタラバガニ漁のような過酷な環境ではないので、実際はそれほど危ないことなんてないんだけどね。

2年前に調査の一環で、BOSET (Basic Offshore Safty & Emergency Training)や特殊なCPR (心配蘇生法)やファーストエイドの資格を取ったんだけど、また更新しなければいけないらしい。今回は基本トレーニングだけでいいようで、STCW (The International Convention on Standards of Training, Certification and Watchkeeping for Seafarers)という国際条約で定められた船員のためのトレーニングを受けるようだ。一日の講義と半日のプール講習らしく、シアトルのNorth Pacific Vessel Owner's Association (NPVOA)というところで来月半ばに行われる。お~、シアトルは初めてだ~。^^

というわけで、シアトルに行ってきます♪ 初めての街なのでいつものごとく週末便乗旅行もしてくるぜ~。オルカウォッチング行けるかな?

ところで、昨日の日記にも書いたけど、アラスカ調査が決まったらカメラ買うぞ、と心に決めていたわけで、それが決まったので、買っちゃおうかなぁ。でも、まだ迷う点もあるからなぁ~。でも、より性能のいいカメラを期待していたら、いつまでたっても買えないしな。あ~、どうしよ。。。(^-^;;;

今年の夏も北極海へ [  北極海調査]

Chef Mavroのバースデーケーキの蘇えるロウソク、けっこうウケましたね。^^

あのロウソク、けっこう芯が太いんですよ。

で、吹き消してもなんとなく赤くくすぶっていて

そのうち花火みたいにバチバチってなって再び点灯!ってなります。笑

ああいうものなのか、それともたまたまあのロウソクがそんなんだったのか。

謎ですが、でもおもしろかったので、ま、いいか。


さて、今日はいい知らせがひとつ。

おととしから夏の恒例イベント(?)となっていた

北極海(正確にはボフォート海)調査に今年も行くことになった。



調査を仕切っているアラスカの会社がうちのお客さんで

僕はソフトのオペレーター&サポートとして参加する。

この会社で社長が突然辞めてしまうなどいろいろあって

今年は中止か!?なんてドキドキしてたけど

予定通り続行することとなったようだ。



例年は7~9月の3ヶ月だったけれど、

今年は8月下旬まで、とちょっと短い。

この時期、北極海沿岸に住むイヌイットたちが

捕鯨をするため海域に入れなくなるからだ。

今まではその間は別の海域の調査をしていたけれど

今年はそれもなくなるらしい。



今年は3年契約の最後となるため3ヶ月フルに参加して

荒稼ぎして来ようかと思ったんだけどな。笑

まぁ、でも一ヶ月~一ヵ月半ぐらいが楽でイイかもね。



こんなんだったら寒いし。

また調査クルーのみんなに会えるのも楽しみだ~。^^

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