Exit Glacierでまたハイキング ~アラスカアドベンチャー2日目 [ アラスカ]
Russian Riverでのハイキングを終え、また来た道を戻る。
でも、アラスカの夏の一日は長いので、まだキャンプ場へ行くには早い。
というわけで、Sewardの少し北にあるExit Glacierへ行くことに。
ここは歩いて簡単に行ける数少ない氷河だ。
Seward HwyからExit Glacier Rdへ入ってしばらく進むと
氷河が見えてきた!
望遠でズームすると。。。
氷河の綺麗な青い色、そして氷河が動いてることがよく分かる。
Exit Glacierの上にはHarding Icefieldという万年氷原が広がっている。
さらに進むと
Kenai Fjords National Parkへの入り口を示す看板が見えてくる。
Exit Glacier Rdの終点がExit Glacierの入り口だ。
車を停めるとまずはビジターセンターに立ち寄って情報収集。
夏の間は8時まで開いている。
レンジャーからトレイル情報やココで会える動物たちのことを聞いてみる。
この公園には氷河まで続くいくつかの簡単なトレイルと、
往復6~8時間かかるHarding Icefieldトレイルがある。
ビジターセンターから舗装された道を通って氷河が見える
ポイントまで行く約30分ほどのループのGlacier Viewコース。
Toe of the Glacier、つまり氷河の先端まで行くコースは
実際に氷河に触れることもできるんだけど、残念ながら
このところ雨が多かったせいで川が広がってしまっていて
歩いて行くのは無理だそうだ。
そんなわけで、Edge of the Glacierコースで氷河の中腹
辺りに近づいてみることにした。
氷河までの道を歩いていると順番に年号を記した看板が見えてくる。
これは過去のExit Glacierの先端の位置を示すものなのだ。
約100年ほどで1km以上も氷河が縮小してしまったということになる。
これも温暖化のせいなのかな~。
トレイルの途中には氷河について学べる表示もいっぱいある。
現在のExit Glacierは全長4.8km。
しかしずっと昔はおそらくSewardまで届いていたんじゃないかって!
これはどうやって氷河が出来るかを説明したもの。
降り積もった雪や氷が圧縮されてフィルン(万年雪?)となり、長い年月を
かけて、それが氷河に変わっていく。
氷河の最下層は、氷河の重みと圧力で溶けて重力に引っ張られ、少しずつ
移動する。その時に地表の岩やら何やらを取り込んでいくんだね。
そして、氷河が青く見えるのは、固く圧縮された氷河に光が当たると
波長の長い光は氷河に吸収されてしまい、波長の短い青い光だけが
反射するためだそうだ。これって海が青く見えるのと同じ原理だよね。
それからHarding Icefieldに関する説明も。
この氷原がExit GlacierだけでなくKenai半島に広がるいくつもの氷河
(tidewater glacier)の生みの親なんだって。
さらに進むと分かれ道に行き当たった。
手前がHarding Icefieldトレイルで、次がEdge of the Glacierトレイル、
真っ直ぐ行くとToe of the Glacier。
本当は2番目の道へ行くつもりだったけど、その前にHarding Icefield
トレイルを少しばかし歩いてみようかと予定変更。
0.5マイルほど行くと見晴らしの良い所に出られると聞いたので。。。
森の中を歩くのは気持ちがいい。アルファ波全開か?
このトレイルはけっこう傾斜がきつい。
ようやくちょっと見渡せるところに出た。。。
けど、あれ?氷河全然見えないし景色良くないじゃん。。。
もう少し歩いてみたけど、どんどん奥へ行ってしまいそうだったので、
諦めて引き返すことにした。うーん、疲れただけか?
気を取り直して、今度はEdge of the Glacierコースへ行ってみよう~!!
<< 続く >>
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