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戦艦ユタのソナーデータ [ 海底調査]


たまには仕事の画像でも載せてみようかな。


これは、太平洋戦争の幕開けとなった真珠湾攻撃で日本軍に沈められた戦艦ユタ

戦艦アリゾナとは反対側、フォードアイランドの西側の水深15mぐらいのところに沈んでいる。

65年ほど経った今でもかなりきれいな状態で残っていて、艦砲までちゃんと見える。

このデータは、Teledyne Benthos社C3Dソナーを使って取ったもの。インターフェロメトリーという位相差を用いて、測深と海底の画像取得を同時に行うソナー。

簡単に言えば、人間の耳と同じ原理かな。二つの受信機(耳)が同じ音波を微妙にずれたタイミングで受信することから音波がやって来た方向を判別する。また、音波を発信してから受信するまでの時間から距離が分かり、エコー(反響音)の強さによって、海底の底質(硬さ)が分かる、というもの。

理論的にはすごいんだけど、実際にはデータ処理に手間がかかる非常にデータプロセッサー泣かせのソナーなのだ。(^^;;;

今、うちの会社が提案中のプロジェクトが通れば、もっと高解像度でユタやアリゾナの立体画像を作れるかもしれない。そろそろ結果が出るはずなんだけどどうなるかね~。



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